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次回展覧会
六本木|プロジェクツ
福島淑子・吉田和夏
Double Resonance
2024年11月30日(土) - 12月28日(土)
オープニングレセプション:11/30 17:00 - 19:00
12:00 - 19:00 日曜・月曜休み
GALLERY MoMo Projects(六本木)では、11月30日(土)から12月28日(土)まで、福島淑子と吉田和夏による二人展「Double Resonance」を開催いたします。
福島は、初期よりポートレートや複数の人物を中心に、やや暗めの色調で独自の人物表現を展開してきました。描かれる人物の豊かな表情と独特な眼差しは、鑑賞者に深い内面と強烈な印象を与えます。近年では、過去の記憶をもとに、身近な人や見知らぬ人のイメージを組み合わせ、より写実的な描写へと変化しています。今回の展示では、これまでの大胆な筆致から、細やかな線や点を駆使して緻密に描かれたキャラクターを描いたペン画を中心に展示いたします。 吉田はこれまで、地形や恐竜、立体模型、鉱物といった博物学的モチーフからインスピレーションを得て、平面・立体を問わず作品を制作してきました。近年は、目に見えない未知の存在に注目し、パラレルワールドや多元宇宙の空間、時間、生物などを多層的に表現しています。「絵画というほぼ平面上で、奥行きや浮遊感を意識し、没入感を追求する」と語り、身近なモチーフを用いながらも現実を超えた独自の世界観を生み出しています。今回の平面作品では、恐竜をモチーフに、コンクリートや古い資料を思わせる質感を加え、絵画を超え立体作品を想起させる作品を展示いたします。
本展覧会は、二人が制作中に温めていたアイデアや新たな視点を取り入れ、時間をかけて熟考した新たな試みを形にした作品で構成されています。作品を持ち寄り、ジャムセッションのように共鳴し響き合う展示を通じて、ふたりの余韻を楽しんでいただければ幸いです。
福島 淑子
1985年長野県生まれ。2009年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。大学在学中の2006年にシェル美術賞展で審査員賞、2007年には同賞でグランプリを受賞しました。2014年には信濃新聞社の時事コラムの挿絵や本の装丁にも選ばれ、活躍の場を広げています。作品はピゴッチコレクションやベネトン財団に収蔵されています。
吉田 和夏
1983年岩手県生まれ。2006年埼玉大学教育学部美術専修卒業後、セツモードセミナーで学び、2008年に卒業。2007年にイラストレーション ザ・チョイス年度賞を受賞し、作家集団画賊にも所属。2014年の第17回岡本太郎現代芸術賞では入選を果たしました。国内外での発表を続け、今年は台湾でも個展を開催。イラストとアートの境界を探る作品は、多方面で高く評価されています。
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